通信制高校生徒と心の問題を抱える先生のための教育カウンセリング

　さる１１月２５日、日本教育会館（東京）で、日教組「定時制・通信制全国集会」が開催されました。
私は現在、広域通信制高校の仕事に携わっている関係で、「広域通信制の現状と今後の課題」と題して、参加者約１００名の先生方に、広域通信制のシステムや現場で抱える問題について約１時間講演させていただく機会を得ました。
　この集会に参加された先生方は、全員が公立高校の定時制・通信制で担任・授業されている先生方でした。都道府県の違いはあれ、公立高校の通信制の生徒数は、一校あたりの生徒数が１０００名を超えていることも珍しくなく、そこでの日常の取組に大変苦労されているようです。
　株式会社立などの通信制高校との交流は全くなく、地域に存在する広域通信制高校へのイメージはやはり好意的ではなく、その分、私の広域通信制、とりわけ株式会社立の通信制の組織・システムや現場で抱えている日常の問題点の報告は、予想以上に熱心に聞いていただけました。
互いにかかえている問題は共通で、生徒の学力保障、家庭での生活も含めた生活指導での研修・交流が必要ということが、参加者ともに確認できたのではないかと思っています。